ノミの使い方

電動工具だけでなく手工具も使えれば、より自由に楽しく、物作りの幅が広がります。
興味はあるけれど、ノミやカンナは難しそうで敷居が高い…
手工具は使い方や手入れの方法がわからない… いろいろな悩みにお答えします!

《ノミは何を選んだらいいの?》
ノミには色々な種類があり、作りたいものによって使い分けます。
ゲンノウで叩いて使う「追入れノミ」、「薄ノミ」、「底さらい」、「しのぎ」、手で押して使う「突きノミ」など様々です。
用途を知り使い分けができるととても便利な道具です。
例えば板を組んで棚を作るとき、組むための穴(ホゾ穴)をあけるには新製品ラインナップにもある「追入れノミ」を使います。「追入れノミ」は基本のノミなので、木工を始めるならば1本はあるとよいでしょう。叩きノミの中では刃が薄く首も細く作られており、木工や細工物に適しています。
他には、細かい部分や表面の仕上げをするときは「突きノミ」、はホゾ穴の底を削り取るときは「底さらい」など、それぞれが特定の作業に特化した形をしているのです。
さらに刃の形も、平、丸、三角、変形のものなど様々です。

また、すべて鋼で作られているノミもありますが、鍛接で鋼と軟鉄を接合してあるノミの方が研ぎやすいです。初心者は鋼が薄いものを選ぶとさらに研ぎやすいでしょう。

《ノミと彫刻刀の違いって?》
木槌や金槌で叩いて使う「ノミ」には、衝撃で柄が割れない様に「カツラ」という金属の輪がついています。また刃と柄の間の「口金」「首」と呼ばれる部分は、叩く衝撃に耐える形状をしています。力が入る「ノミ」は大きく削りたい時に使います。
「彫刻刀」は刃を木の柄に挟み込んだ形状をしています。押して切る道具なので、カツラはついておらず、ノミより薄い刃です。作品の表面を綺麗に仕上る作業で使うのが「彫刻刀」です。微妙な力加減が必要な細かい細工をする時も使用します。

《ノミのカツラ直しとは?》
ノミには「カツラ」という金属の輪がついています。これには柄の割れにくくし、叩いた力を刃先にしっかりと伝える役割があります。
ノミを新しく購入したときには、このカツラが調整されているか確認してから使うとよいでしょう。
調整の仕方は簡単で、カツラを柄から外し、内側の角をヤスリで丸くするだけです。こうすることで、カツラが柄からずれたり、角が食い込んで柄を削ることを防ぎ、余計な力がかからなくなります。

《ノミの正しい持ち方、使い方を知りたい》
ノミを持つときは、柄の中間を持たずにできるだけカツラのすぐ下を持ちます。そして叩く時はノミに対して垂直に金槌を落とします。このとき、ひじを打面と水平になるように上げること、ノミの中心に真っすぐ当てることを心がけましょう。慣れないうちはノミを真上から見るようにすると使いやすいです。

また、カツラ部分に鎚が当たってしまうようだと、ノミのあつらえが不十分で柄が割れやすいため修正します。一度カツラを外し、カツラから柄が1~2ミリ飛び出るように柄を削り、飛び出した部分を叩いて使います。